株式給付信託(J-ESOP)の導入に関するお知らせ

2023年8月8日

 

   当社は、本日開催の取締役会において、当社の株価や業績と従業員の処遇の連動性をより高め、経済的な効果を株主の皆様と共有することにより、株価及び業績向上への従業員の意欲や士気を高めるため、従業員に対して自社の株式を給付するインセンティブプラン「株式給付信託(J-ESOP)」(以下「本制度」といい、本制度に関してみずほ信託銀行株式会社と締結する信託契約に基づいて設定される信託を「本信託」といいます。)を導入することにつき決議いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。
 

1.導入の背景

   当社はこれまで半導体モールディング装置のリーディングカンパニーとして、半導体パッケージの技術革新と、より良い社会の実現に貢献してまいりました。今後もさらなる成長と企業価値の向上を目指し、世界において他社の追随を許さない唯一無二の企業となるため、2022年3月に長期ビジョン「TOWAビジョン2032」を掲げています。
   今般、長期ビジョンの実現に向け従業員が高い次元で挑戦し、その成果に報いる観点から、インセンティブプランを検討してまいりましたが、従業員自身が株主となることで、企業価値向上に伴う株価向上が従業員の財産形成にも資するよう「人的資本への投資の一環」として、「本制度」を導入することといたしました。なお、当社はすでに、企業価値の持続的な向上を図るインセンティブを与えるとともに、株主の皆様との一層の価値共有を進めることを目的として、取締役(監査等委員である取締役および社外取締役を除く。)及び執行役員を対象に譲渡制限付株式報酬制度を2022年6月に導入しておりますが、さらに本制度を導入することで、今後の従業員のエンゲージメント向上に寄与し、当社の持続的な成長に資すると考えております。

2.本制度の概要

   本制度は、米国のESOP(Employee Stock Ownership Plan)制度を参考にした信託型のスキームであり、予め当社が定めた株式給付規程に基づき、一定の要件を満たした従業員に対し当社株式を給付する仕組みです。
   当社は、従業員に対し等級・資格等に応じてポイントを付与し、一定の条件により受給権を取得したときに当該付与ポイントに相当する当社株式を給付します。従業員に対し給付する株式については、予め信託設定した金銭により将来分も含め取得し、信託財産として分別管理するものとします。
   本制度の導入により、従業員の株価及び業績向上への関心が高まり、これまで以上に意欲的に業務に取り組むことに寄与することが期待されます。

<本制度の仕組み>

当社は、本制度の導入に際し「株式給付規程」を制定します。
当社は、「株式給付規程」に基づき従業員に将来給付する株式を予め取得するために、みずほ信託銀行(再信託先:日本カストディ銀行)に金銭を信託(他益信託)します。
本信託は、②で信託された金銭を原資として当社株式を、取引所市場を通じて又は当社の自己株式処分を引き受ける方法により取得します。
当社は、「株式給付規程」に基づき従業員にポイントを付与します。
本信託は、信託管理人の指図に基づき議決権を行使します。
本信託は、従業員のうち「株式給付規程」に定める受益者要件を満たした者(以下「受益者」といいます。)に対して、当該受益者に付与されたポイント数に応じた当社株式を給付します。

3.本信託の概要

(1) 名称       : 株式給付信託(J-ESOP)
(2) 委託者      : 当社
(3) 受託者      : みずほ信託銀行株式会社
(再信託受託者:株式会社日本カストディ銀行)
(4) 受益者      : 従業員のうち株式給付規程に定める受益者要件を満たす者
(5) 信託管理人    : 当社の従業員から選定
(6) 信託の種類    : 金銭信託以外の金銭の信託(他益信託)
(7) 本信託契約の締結日: 2023年8月23日(予定)
(8) 金銭を信託する日 : 2023年8月23日(予定)
(9) 信託の期間    : 2023年8月23日(予定)から信託が終了するまで
(特定の終了期日は定めず、本制度が継続する限り信託は継続します。)

4.本信託における当社株式の取得内容

(1) 取得する株式の種類       : 当社普通株式
(2) 株式の取得資金として信託する金額: 100,000,000円
(3) 取得株式数の上限        : 66,000株
(4) 株式の取得方法         : 取引所市場より取得
(5) 株式の取得期間         : 2023年8月23日から2023年8月31日まで(予定)

以上